必見!おすすめ通信講座スクール4選
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代表的な公認会計士の予備校の中からおすすめの通信講座をピックアップ。学習方法や受講料金などを比較して紹介しています。
公認会計士の最短合格:オススメ通信講座4選
仕事を持つ社会人やダブルスクールで忙しい学生が難関の公認会計士試験合格を目指す場合は通信講座が効率的です。
時間に縛られることなく自分のペースで学習を進められるので両立がしやすいからです。そこで当サイトで紹介しているスクールの通信講座のコースを学習方法や講師、料金などで比較表にまとめました。
ここでは初学者でも学べる代表的なコースをピックアップして受講料金の安い順に掲載しています。
※選定条件として学習サポート体制(担当制・個人成績表配布)がある通信講座をピックアップし、費用の安い順(初心者向けWEB講座の1年コース)に掲載(2021年5月調査時点)
通信講座スクール | 受講料金 |
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クレアール 公式サイトはこちら |
520,000円 (1年合格全力投球コース ※初学者対象) |
東京CPA 公式サイトはこちら |
544,000円 (1年スタンダードコース) |
資格の大原 公式サイトはこちら |
740,000円~ (短期集中L本科生) |
TAC 公式サイトはこちら |
750,000円~ (1年初学者合格コース) |
クレアール
独自の非常識合格法とマルチデバイス対応のVラーニングシステムで短期合格を目指す
比較項目 | 概要 |
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受講料金 | 520,000円 (1年合格全力投球コース ※初学者対象) |
学習方法 | ・独自の非常識合格法による重要論点絞り込みで効率的に短期合格を目指せる ・マルチデバイス対応のVラーニングシステム導入で効果的な予習・復習 ・質問は電話やメール、スカイプなどで対応しており予約不要で回数無制限 |
講師 | ・業界でも著名な講師陣が揃う ・非常識合格法の考案者である石井和人講師 ・公認会計士試験委員という経歴を持つ堀江正之講師 ※公認会計士試験委員…テストを作る立場の人 |
公式サイトの見どころ |
リアルな合格体験記に注目!短期一発合格者や苦労された社会人による「通信講座のメリット」「合格に有効だった勉強方法」「合格するためのポイント」「非常識合格法の所感」「勉強の力の入れどころ」など複数のアドバイスを詳細に掲載しています。 内容はインタビュー動画を文字に起こしたもので、元の動画を見ることも可能。これらのリアルで臨場感あふれる力強いアドバイスは、今後、公認会計士試験の合格を「通信講座」で目指す人たちにとって、必ず参考になるはずです。 |
クレアールの口コミ | ・教材にムダがなく、必要な内容をすべてカバーしつつよくまとまっている。メールでの質問が24時間できるのも助かる ・コストパフォーマンスが高い。短期で受講できるため忙しい社会人にはありがたい ・スタッフと気軽に話せる。実務家の講師による現場の話を聞いてモチベーションが高められた |
総評 | クレアールの象徴と言える非常識合格法は公認会計士試験合格のために必要のない部分を排除した勉強法です。忙しくて学習時間が限られる受験生にとっては無駄がなく効率的な勉強ができるので合格への近道と言えます。 |
クレアール
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電話で受講について
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東京CPA
理解重視の圧縮講義とテキストで得点力アップを目指しマンツーマンサポートで安心
比較項目 | 概要 |
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受講料金 | 544,000円 (1年スタンダードコース) |
学習方法 | ・短答式対策として圧縮講義で得点力アップ ・論文式対策は理解重視で得点力アップ ・通信講座でもマンツーマンサポートあり |
講師 | ・40年以上のベテランから短期合格した若手まで幅広い人材 ・個別に策定された学習スケジュールで専任講師が答練を添削 ・すべての講師が公認会計士合格者で常に受講生と向き合う指導 |
公式サイトの見どころ |
東京CPAは昭和43年に開校し、公認会計士資格を専門に指導してきただけあって合格率の高さが目を引きます。公式サイトでは初学者向け、経験者向けにカリキュラムや各種制度が詳細に説明されています。 また合格者の声のコーナーでは在学中合格、女性合格者、男性合格者、社会人で合格、通信で合格など体験談が細かく分類されているため自分と同じ環境の人がどのように合格達成したのかがわかり大変参考になります。 |
東京CPAの口コミ | ・わからないところを講師にすぐに質問できたため一発合格できた ・基本的な考え方がていねいに説明されるので丸暗記に頼らずに済む ・これまでの考えが根底から変わるくらい教材の内容が濃い |
総評 | 長年ずっと公認会計士資格のための指導のみ行ってきたという安心感があります。マンモススクールにあるような画一的なカリキュラムではなく受講生に向けた個別フォローがあるので無理なく合格まで導いてもらえるでしょう。 |
東京CPA
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資格の大原
毎年改訂されるオリジナル教材を採用し試験と就職対策が1つになったカリキュラムを提供
比較項目 | 概要 |
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受講料金 | 740,000円~ (短期集中L本科生) |
学習方法 | ・最新の試験傾向を分析し講師が毎年教材を改訂 ・試験と就職対策がひとつになったカリキュラム ・教室での授業と同時期に視聴できるWeb講座 |
講師 | ・公認会計士講座担当講師のほとんどが常勤体制 ・通信講座でも専任講師が受講生をサポート ・試験委員と同じ視点で受験指導を行いテキストに反映 |
公式サイトの見どころ |
資格の大原という名の通り、公認会計士や税理士を始めとする会計系からビジネス系、情報・クリエイター系、ブライダル・ビューティ系などさまざまな資格を網羅する勢いの専門学校や講座の案内があります。 公認会計士の通信講座にはDVD講座とWeb講座がありますが、Web講座は公式サイト上から無料体験することが可能になっています。また公認会計士の合格実績を公開しているので実績を重視する人は要チェックです。 |
資格の大原の口コミ | ・教材に含まれている答練が本番ですぐに役立った。 ・些細な質問でも理解できるまで説明してもらえるので助かる ・重要ポイントが整理され、合格に必要なことだけを効率的に学べる |
総評 | 毎年新しい受験データが反映される講師が作成する教材は他のスクールには見られません。資格取得のマンモススクールなので設備やシステムが充実し、通信講座でも教室受講でモチベーション維持ができることも注目できます。 |
資格の大原
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東京水道橋校
TAC
短答式と論文式を同時進行するカリキュラムで、通信メディア活用で通学生との差がない
比較項目 | 概要 |
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受講料金 | 750,000円~ (1年初学者合格コース) |
学習方法 | ・短答式と論文式を同時進行で一括合格を狙う ・通信メディア活用で質問を受け通学生と変わらない対応 ・学習フォロー制度が充実し合格後の就職までサポート |
講師 | ・合格者講師主義を採用し会計のプロが講師を担当 ・経験豊富な講師が揃っており実務に即した出題にも対応 ・悩みや不安など知識以外のこともしっかりサポート |
公式サイトの見どころ |
TACでの受講を検討中の一般向けサイトと、すでに受講生となっている人専用のサイトを明確に分けており、受講生専用サイトでは成績表や学習スケジュール管理表、教室情報検索などはログインが必要になります。 一般向けサイトは受講コースの案内の他に、在学中や社会人などタイプ別合格者の声を多数紹介。また受講前のガイダンスから受講中の相談、年間を通じた就職フォローまできめ細やかなサポート体制がわかりやすく解説されています。 |
TACの口コミ | ・試験の直前には音声講義を受講できるため効率よく勉強できる ・基礎から応用までムリなくレベルアップしていける ・講座は何度でも見られるため繰り返し勉強できるのがポイント |
総評 | 短期コースも用意されていますが全体的には1.5~2年の比較的長めのコースが主流となっており、短答式と論文式を同時進行させることで一括合格を可能にしています。学習フォローや就職サポートが充実している点も注目できます。 |
その他の公認会計士講座
Z会
TACとの役割分担で学習段階に合わせた指導を実施
比較項目 | 概要 |
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受講料金 | 【入門本科・実戦本科】 725,000円(Z会会員価格652,500円) |
学習方法 |
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講師 |
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公式サイトの見どころ |
Z会の公認会計士通信講座は、公認会計士受験指導で定評のあるTACとタッグを組み、より強力なプログラムを提供しています。 1人1人に割り当てられる専用マイページはZ会が管理し、計画的に学習を進めるサポートをしてくれます。合格するための姿勢を整えた後は、TACの講師が実践的な指導を行い合格まで導いてくれるので安心です。他の教材に手を伸ばさなくても十分合格できるため、余計な費用もかかりません。 また専用マイページでは、プログラムが会員の生活リズムに合わせて学習スケジュールを設定してくれます。勿論進捗が遅れてしまった場合でも、再スケジュールは可能です。 |
総評 | 出題傾向や試験委員の専門分野に合わせて毎年改訂されるテキストは、図や表を豊富に使用して初学者にもわかりやすい内容に仕上がっています。合格までの学習サポートだけでなく、合格後の就職までバックアップしてくれるでしょう。 |
FIN
必要な情報が1冊にまとまったAll in ONEテキストでいつでもどこでも勉強できる
比較項目 | 概要 |
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受講料金 | 【短答入門コース】 172,000円(短答試験に特化したコース) |
学習方法 |
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講師 |
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公式サイトの見どころ |
スマホで講義動画や過去問集を閲覧できるので、空いた時間を使って学習できるのが魅力的です。 また、講義動画はSDカードやUSBメモリで自宅に届くため、繰り返し学習したい人も満足できるでしょう。しかもAll in ONEテキストだから、たくさんの資料を机の上に開く必要がありません。さらに日商1級コースや税理士簿財コースからの編入では、講座代金がお得になります。 また、メールで質問をした場合、24時間以内で質問に答えるなど、徹底したサポート体制を作ってくれているのも嬉しいポイントです。 |
総評 | 学習に必要な資料やデータがコンパクトにまとまっており、手軽に持ち運びできますし、モチベーションアップにも繋がります。コース料金は、分割購入制度が利用可能です。ローンとは異なり、少しずつ教材を買い進めるシステムなので、金銭的負担も少なくて済むでしょう。 |
LEC東京リーガルマインド
短答式に特化した合理的カリキュラムで、初心者でも1年で短答式試験の合格を目指せる
比較項目 | 概要 |
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学習方法 |
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講師 |
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公式サイトの見どころ |
LEC東京リーガルマインドでは「まずは短答合格」を掲げ、ゼロから1年で短答式合格を目指す合理的カリキュラムが組まれています。 1年目は短答式に専念し、2年目は論文式の学習に特化したカリキュラムを提供。短答式に合格した受講生はLEC奨学生として認定され、論文合格コースをお得な奨学生価格で受講できるのも嬉しいポイントです。(※合格体験記の執筆と顔写真の提供が必要) 実際の講義で使われている「短答入門講座」の1回目を無料で視聴できるため、どういった講義なのか確認してから申し込みたいという人におすすめ。また、講義の質のほかに受講環境も確認できます。 |
LEC東京リーガルマインドの口コミ |
引用元HP:LEC東京リーガルマインド(https://www.lec-jp.com/kaikeishi/reason/success/2021/kuwabara_kazuki.html、https://www.lec-jp.com/kaikeishi/reason/success/2021/tantou05_okamoto_marie.html) |
総評 | 短答式・論文式とそれぞれに特化したカリキュラムが組まれており、「まずは短答式合格」と目標を明確にしやすいのが魅力です。各科目を同じ講師が一貫して担当するので、講師によって講義の質にバラつきがでる心配もありません。通信講座の受講形態を「Web講義+音声ダウンロード」または「DVD」から選べ、自分に合った学習環境で受講することができます。 |
ICOライセンススクール
公認会計士の受験指導に約40年携わっているベテラン講師が、1人ひとりに合ったカリキュラムを作成し、論文式試験の最短合格に向けた個別指導を実施
比較項目 | 概要 |
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学習方法 |
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講師 |
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公式サイトの見どころ |
1989年に開校して以来、30年以上に渡って公認会計士試験の最短合格を目指した受験指導を行なっているICOライセンススクール。 これまでは少人数制を徹底した年間150名の定員制を採用していましたが、2020年5月から合格率アップのために論文式試験に特化した個別指導を開始。 公認会計士の受験指導歴約40年の講師が1人ひとりに合ったカリキュラムを作成し、週に1度の個別指導で合格のためのアドバイスを提供しています。 |
ICOライセンススクールの口コミ |
引用元HP:ICOライセンススクール(https://www.lec-jp.com/kaikeishi/reason/success/2021/kuwabara_kazuki.html、https://www.lec-jp.com/kaikeishi/reason/success/2021/tantou05_okamoto_marie.html) |
総評 | ICOライセンススクールは論文式試験に特化した個別指導を行なっており、短答式は合格したものの、論文式試験に苦戦している人向けのスクールです。ベテラン講師から習熟度に応じた個別指導を受けられるため、理解度が不足している部分を補うことで論文式試験の突破を目指すことができます。個別指導ということもあって費用は高めですが、自分に合ったカリキュラムときめ細やかなサポートを受けたい人には心強いスクールと言えるでしょう。 |
通信講座で合格するために必要なことやコツ
公認会計士試験に通信講座で合格するために必要なことやコツを見ていきましょう。
学習スケジュールを管理する
通信講座で合格するために第1に必要なのは、学習スケジュールの管理です。
通信講座は自分のペースに合わせ、無理なく学習できるのがメリットです。しかしその一方、学習スケジュールは自分で管理しなくてはなりません。特に公認会計士試験は学習量が多いため、学習スケジュールの管理は重要な課題です。
カレンダーに講義や模試などの日程を手書きで書き込んでいくのも良いでしょう。また、パソコンやスマホで使用できる学習管理アプリを利用するのもおすすめです。
通信講座のカリキュラムから遅れてしまうと、取り戻すのは大変です。学習スケジュールをしっかりと管理して、カリキュラムから遅れないよう心がけましょう。
学習記録をつける
学習スケジュールを管理することととあわせて、学習記録をつけることも通信講座での学習には重要です。予定したスケジュールどおりに学習が進んでいるかを確認する必要があるからです。
その日の学習の最後に、今日は何をどれくらい学習したかを確認し、記録しましょう。記録は予定したスケジュールを照らし合わせ、予定より遅れている場合にはスケジュールの変更も必要です。これらの作業は、手作業でも良いですし、学習管理アプリを使えば比較的手軽に行なえます。
また、その日の学習の進捗をTwitterなどのSNSで発信するのもおすすめです。
通信講座での学習は孤独な作業になりがちです。SNSでの学習記録の発信は、実際に誰かが見てくれるかは別として、
「誰かに見られているかも知れない」と思うことそのものが学習の励みになります。学習の習慣化を工夫する
学習の習慣化を工夫することも、通信講座で合格を目指すためには重要なポイントです。
通信講座は、ノートパソコンやスマホなどの利用により、いつ、どこでも勉強できるのがメリットです。しかしそれだけに、学習が習慣化しにくくなる面があります。学習を習慣化し、学習に向かう際のハードルを下げる工夫が必要になってきます。
学習の習慣化におすすめなのは、決まった時間に決まった場所で学習をすることです。時間はもちろん、自分の都合の良い時間でかまいません。場所も、自宅やカフェ、図書館などどこでも良いです。
決まった時間に決まった場所で学習することにより、その時間・場所へ行けば自然と学習の体勢が整い、学習に集中しやすくなります。
疑問点を残さない
通信講座で公認会計士試験の学習をすすめるうえで、疑問点を残さないことも大きなポイントだといえます。疑問点を残したまま先へ進むと、わからないことがどんどん増えてしまう可能性があるからです。
教室での受講なら、わからないことは目の前にいる講師にすぐに聞くことができます。しかし、通信講座では目の前に講師がいないため、疑問点をついそのままにしてしまいがちといえます。
疑問点を解消するためには、通信講座のフォロー制度を活用しましょう。それぞれの通信講座により異なるものの、通信講座は必ず、
- 来校して講師に直接質問する
- ZOOMなどを利用してオンラインで質問する
- メールで質問する
などのフォロー体制を設けています。通信講座のフォロー体制は事前によく確認し、必要に応じて活用しましょう。
また、通信講座によってはスクーリング制度を設けていることもあります。来校し、ほかの受講者といっしょに講義や模試を受けられるスクーリング制度は、モチベーションのアップにもつながります。
集中するための方法を見つける
通信講座では、集中するための方法を見つけることも重要な課題です。
教室での受講や自習室での学習なら、ほかにも一緒に学習している人がいるため、自然に集中しやすいです。しかし、自宅やカフェなど、ほかに学習している人がいない場所では、学習に集中するには工夫が必要となってきます。
学習に集中するための方法について、以下にいくつかの例をご紹介します。
学習に強弱をつける
強度の高い学習をつづけると、疲れて休憩が必要です。しかし、下手に休憩してしまえば、モチベーションが低下して学習を再開できなくなることもあります。その場合、休憩のかわりに単純な計算など、強度の低い学習をしてみましょう。それによって脳が休まり、強度の高い学習にふたたび取り組みやすくなります。
「5つのルール」を実践する
モチベーションを維持するための方法として「5つのルール」と呼ばれるものがあります。5つのルールとは、たとえば「教科書の勉強をやめたくなったらあと5ページだけ読んでみる」「問題集の勉強をやめたくなったらあと5問だけ解いてみる」などのことです。このルールで小さな成功体験を積むことで、忍耐力が養われます。
自分に合った息抜きの方法を見つける
自分に合った息抜きの方法を見つけることも必要です。集中するためには、やはり息抜きも必要だからです。長期にわたることになる公認会計士試験の学習は、うまく息抜きしていかないと継続が困難です。息抜きの方法は「ジョキングをする」「ゲームをする」「食事や買物にでかける」「好きな音楽を聞く」など、自分に合ったものなら何でも良いです。うまく息抜きしながら、集中力を継続しましょう。
公認会計士の通信講座の選び方
教育方針・勉強法をチェック!
どの通信講座も目標は「公認会計士試験に合格すること」ですが、学習に対しての考え方や勉強法はスクールによって異なります。すべての論点を網羅的に学習していく方針のところもあれば、ポイントをおさえてスピード合格を志すところもあります。
マンツーマン指導や動画や音声による学習、スクーリングの有無などもスクールによって異なるので、自分に合った勉強法を選択するのが重要です。
講師・授業の質をチェック!
講師や授業の質は実際に受講しなければ分かりませんが、スクールの中には体験講座を実施している場合があります。内容の分かりやすさや講義のスピード感を把握するためにも、まずは体験講座に参加してみると良いでしょう。実際の講義の雰囲気や質疑応答のしやすさなども確認できるため、イメージを固めることができます。
体験講座を行っていない場合は、受講者や合格者の声・評判をチェックしておくのが大切です。
サポート体制をチェック!
公認会計士は難関資格であり、試験に合格するのは簡単なことではありません。通信講座で資格取得を目指す場合、インターネット上で講義を受けるため、どのような方法で質問できるのかが重要となります。
また、通信講座はモチベーションの維持がカギとなります。自習室やスクーリング制度の導入、就職サポートなどが充実しているスクールを選べば、モチベーションを維持しやすいでしょう。
価格・受講費用をチェック!
公認会計士の通信講座スクールの相場は、1年向け・2年向けともに65~70万円程度です。(編集チーム調べ・2017年9月調査時点)通学制と比較しても大きな差はなく、通信講座であっても安くないお金がかかることは知っておかなければなりません。もちろん、講座費用はスクールによって異なります。また、大切なのは価格に対してのサポート体制です。
リーズナブルな価格でありながらサポート体制が充実しているスクールも存在すれば、合格にぐっと近づくでしょう。
合格実績をチェック!
通信講座は知識を身につけることではなく、公認会計試験の合格を目的としています。そのため、スクール選びでは合格実績をチェックするのも重要です。
ほとんどのスクールでは公式ホームページ上で合格実績を公表しています。これは、講座の品質を測定するのに欠かせない要素となります。実績は合格者数と合格率に分かれているため、予備校の規模に応じた母数の大きさに注目してみてください。
まずは資料請求!
教育方針や勉強法、サポート体制などはスクールによって大きく変わります。とくに、試験範囲を網羅的に指導するのか、頻出論点を中心に指導するのかは、それぞれメリットやデメリットが存在するので、自分の要望に合った方を選択するのがベストです。
また、受講料や合格率も見逃せないポイントでしょう。こちらも各スクールで異なるため、まずは資料を請求して情報を集めるのがおすすめです。
通信講座のメリット・デメリット
通信講座のメリット
好きな時間で学習できる
通信講座のメリットは、何と言っても自分の好きな時間に学習ができるという点です。通学制のスクールとは違い講義の時間が決まっていないため、深夜でも早朝でも都合の良い時間に学習できます。
また、受講のスケジュールも予定に合わせて組み立てられるので、社会人であれば休日や仕事の後に、主婦なら家事や育児のスキマ時間に、大学生なら就寝前のリラックスタイムに学習可能です。このように、忙しい人でも比較的簡単に資格勉強ができるのも、通信講座の良いところでしょう。
WebやDVDの講義は何度でも視聴できる
通学制の講座は同じ授業を繰り返し受けるのが難しいですが、通信講座はWebやDVDで何度も学習できます。一時停止や巻き戻しもできるので、理解が難しい内容や苦手な部分の克服に適しています。
また、WebもDVDも倍速再生で視聴できるケースが多く、効率的に学べるのも魅力でしょう。通勤途中の電車の中や休み時間などで利用できるなど、いつでもどこでも反復学習が叶うため、ふと思い立った時に知識を習得できるのもうれしいポイントと言えます。
通学制より安く済むことがある
通信制の講座は選ぶ内容にもよりますが、通学講座と比較して受講料が安い傾向にあります。スクールが研究を重ねた教材やカリキュラムで学べるため、節約しながらしっかりと学びたい人にもおすすめです。
また、通学制のように通う必要がないので、交通費がかかりません。それに付随して、重たいテキストや学習用具を持って移動する手間もかからないでしょう。なるべくお金をかけず、時間的・身体的負担も軽減できるのも、通信講座のメリットです。
自分のペースで学習できる
通学制の講座はスクールに通う必要があるうえ、決められたカリキュラム・スケジュールに沿って学習を進めるため、自分のペースで学ぶのが難しいです。理解できないまま授業が進んでしまい、復習のタイミングがつかめなかったり、理解できなかった単元を忘れたりして、そのままにしてしまう心配も。
一方で通信講座は、スムーズに理解できた部分はサラッと流し、苦手な部分はじっくりと学ぶなど、自分のペースで学べます。
また、好きな場所で学習できるため、声に出しながら勉強したり、途中で気分転換をするのも自由です。他の生徒との人間関係に気を使うなど、余計なことに気を回さず快適に学習を進められるでしょう。
通信講座のデメリット
モチベーションの維持が難しい
通信講座は一緒に合格を目指す仲間がいないため、モチベーションの維持が課題となります。とくに公認会計士の資格は難しい内容が多く、モチベーションを高い状態でキープするのが困難な人もいるでしょう。
そんなときは、SNSで他の受験生とつながりを持って励ましあったり、学習記録で自分の頑張りを見える化するなど、自分に合ったモチベーション維持方法を見つけるのが重要です。
質問できる回数が決まっているケースもある
通信講座のデメリットとして最も多いのが、「通学制とは異なり目の前に講師がいないので、分からない部分をすぐに質問できない」という点です。とはいえ、通学制講座でも度々授業を止めて質問できるわけではありませんし、授業後に講師が捕まらないこともあります。また、自習の時に講師が目の前にいないのは、通学制でも通信制でも変わりません。
ただし、通信講座によっては、質問回数が決められていたり、予約を取る必要があるケースも存在します。そのため、通信講座を選ぶ時は、予約の必要がなく何度も質問できるかを確認してみてください。
そもそも通信講座だけで公認会計士試験に合格できるの?
令和2年に行なわれた公認会計士試験の合格率が10.1%(※)なことからも分かるように、公認会計士はさまざまな資格の中でも難易度がかなり高い試験です。通信講座だけで大丈夫なのか不安な人のために、通信講座で合格を目指せるのかどうかや知っておきたいポイントについてまとめてみました。
※参照元:【PDF】公認会計士・監査審査会:https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/ronbungoukaku_r02/03.pdf
合格できる確率は「通学制」のほうが高い
難易度が群を抜いて高い公認会計士の試験は、ほかの資格に比べてもかなりの学習時間を確保する必要があります。自分でスケジュールを立てながら勉強する通信講座の場合、忙しさやモチベーションの低下で学習ペースが崩れると学習量を取り戻すのはかなり大変です。通学制であれば学習時間が決められているため、合格できる確率は通信講座よりも高いと言えます。
また最近では、週●回は通学してそれ以外はネットで授業を受けられたり、オンラインも併用できたりする「通学+WEB」というスタイルのスクールも増えてきました。通信講座ならではのメリットは通学制でも感じられるようになり、反対に通信講座だからこそ、というメリットは薄れてしまっているのが現状です。
ただし、通学制でどうしてもネックになるのが「時間」です。スクールまで通う必要があるため、勉強時間が限られている社会人にとっては、通学でタイムロスしてしまうのは効率的な学習スタイルとは言えません。また、仕事が忙しくてスクールに通えない日があったり、通学のストレスで学習ペースが落ちてしまったり、といったケースも考えられ、時間とお金を無駄に失う可能性もあります。
そのため、通学制をおすすめできるのは、あくまでも時間に余裕のある人だけと言えるでしょう。
通信講座だけでも合格は可能
通学する時間が取れない人や働きながら合格を目指したいという人にとってメリットの大きい学習スタイルは、自分の都合に合わせて講義を受けられる通信講座です。実際に通信講座だけで合格したという人も多く、通学にかかっていたであろう時間を勉強にまわすことで、仕事をしながらでも勉強時間をしっかりと確保できます。
通信講座だけなら学習の効率とサポートに注目
公認会計士試験に通信講座だけで合格するなら、疑問点をしっかりと解消できる学習サポート体制が整っているかが重要です。スクールによっては質問に回数制限があったり予約が必要だったりするところもあるため、手間や時間をかけずに何度でも質問できるかどうかは必ずチェックしておきたいポイントになります。
また、通信講座を選ぶ人は時間に余裕がないケースが多いからこそ、限られた時間で合格に必要な範囲を効率的に押さえられる学習法やシステムが導入されているかもしっかりと確認しておきましょう。効率的かつ効果的な学習スタイルのスクールを選ぶことが、忙しい社会人やダブルスクールの学生でも通信講座だけで合格できるカギになります。
通信講座だけで公認会計士試験に合格した人の体験談
諦めなければ通信講座でも合格できる
私は社会人になってから公認会計士の資格を取ることにしたので、予備校探しで何より重視したのは通信講座で勉強できるかどうか。いくつかの予備校をまわり、社会人でも合格できると謳っているスクールを発見。実際に相談してみたところ、私の仕事のスケジュールや内容を考慮したうえで勉強プランを提案してもらえ、ここなら働きながらでも続けられるかもしれないと受講を決めました。
実際に勉強を始めてみたところ、最初の1年間は講義と答練をスケジュール通りに進めるのにとにかく必死。次の講義や答練までにすべて終わらせるという目標を達成することでいっぱいいっぱいだったので、テキストを回すことはほとんどできず…。同じ問題を何度解いても間違えたり、答練の点数が思うように伸びなかったり、昨日学んだことすら忘れてしまう自分に苛立ったり、と本当に合格できるのか不安な日々が続きました。
それでも先生方の合格するためのアドバイスを参考にしたり、勉強時間を増やしたりすることで夏の短答式試験の1ヶ月前頃には70点以上を取れるように。1年目では勉強の手ごたえをあまり感じず苦しい思いをしましたが、高得点を取れるようになったことで今までやってきたことは無駄じゃなかったんだと実感できました。
おかげで勉強を開始してから2年目で公認会計士の試験に無事合格。これから公認会計士の資格取得を目指す人には、諦めずに勉強を続けていれば通信講座でも必ず実力はつくということを伝えたいです。
社会人の私にはメリットしかなかった
通信講座専門の予備校に2年間通い、日商簿記1級と公認会計士の試験に合格しました。
通信講座を選んだ理由としては、平日は仕事や残業があって通学は考えられなかったため。通信講座を設けている予備校はいくつかありましたが、私が選んだのは通信講座専門で講義がWEB学習に最適化されているところ。実際に勉強を始めてみて通信講座という学習法にデメリットを感じたことはなく、講義を倍速で視聴できたり予定に合わせて講義を受講できたり、と時間の限られている社会人の私にとってはむしろメリットのほうが大きかったです。
あと、カリキュラムが合格に必要な最低限の範囲に絞り込まれているのと、安い受講料も決め手になりました。必要最低限と言っても働きながらだとそれすらしっかり復習するのは結構大変だったので、ほかのスクールだとおそらく続けられなかったと思います。また、仕事の多忙さから途中で断念する可能性もあったため、受講料の安さは勉強を始める後押しになってくれましたね。
私の実感としては、勉強時間が不足しがちな社会人であったとしても、勉強を続けることができれば合格の可能性はあると思っています。少なくとも私は勉強を続けたことで合格という結果にたどりつけたので、続けやすい通信講座はベストな選択でした。
時間が限られる社会人こそ通信講座がおすすめ
証券会社で働いているうちに公認会計士という資格に興味を持ち、資格取得を目指すことに。働きながら通学して勉強するのは難しいため、通信専門の予備校を選びました。そのスクールは合格に必要な必要最低限の内容を効率的に学習できる教材が揃っており、とくに耳で聞いて学べるスピーチ教材は自由な時間の少ない社会人の私にはかなり良かったです。
社会人は学生と違ってどうしても勉強時間に費やす時間が少ないため、勉強のための時間をいかにつくって活用するかが重要になります。通学せずに学習できるスタイルや通勤中や寝る前の布団の中など時間や場所を選ばずに学べるスピーチ教材のおかげで効率よく勉強でき、公認会計士の資格試験に一発合格できました。
出張先でも受講できるのは大きい
もともと税理士の勉強をしていたものの、就職を機に勉強を断念。それから10年経ち、大きな目標に挑戦しようと公認会計士の資格取得を目指しました。
予備校探しで重視したのは、働きながらでも一発合格できるカリキュラムがあるかどうか。実際に社会人で一発合格できた方の話を聞く機会があり、その方が受講していた通信講座で学べるスクールに通うことにしました。
通信講座を選んで良かったと思ったのは、授業を倍速で聞けること。社会人だと勉強に使える時間が限られているため、授業を倍速で聞いたり章末問題のスピーチをスマホのアプリに録音して通勤時間は常に聞いたりすることで、効率的に勉強を進められました。
また、3ヶ月に渡る出張が決まったときも、ホテルに教材を持ち込みながらノートPCで受講を継続できたこともあり、公認会計士の資格取得という目標を無事に達成できました。
「社会人でも合格できる!」は嘘じゃなかった
公認会計士の資格取得を目指したきっかけは、将来のキャリアのために何か個人としての強みを持っておきたいと思ったからです。また、仕事で公認会計士と接する機会が多く、高い専門性と活躍の幅の広さにも惹かれました。
働きながらの勉強なら通信制のほうが良いだろう、と通信講座のある予備校を調べてみることに。その中から気になったスクールに問い合わせたところ「社会人でも合格できます!」との心強い回答をもらい、受講を決めました。
通信講座を選んで良かったと思ったところは、自分のペースに合わせてWEB講義で勉強できる点。インプットの時間を少しでも短縮したかったので、ほとんどの授業を倍速で受講。また、音声教材も何度聞いたか分からないぐらい活用しました。
私が公認会計士の試験に働きながらでも合格できたのは通信講座での勉強法と、要点がまとまった教材や模試のおかげです。