公認会計士に合格するための勉強法を比較
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ここでは公認会計士に合格するための勉強法として通学、通信講座、独学の3つを紹介。メリット・デメリットなどを比較しています。
公認会計士になるための3つの勉強法を比較
まずは、公認会計士になるための3つの勉強法として、通学・通信講座・独学それぞれの特徴や傾向を比較表で簡単に紹介しておきましょう。
比較項目 | 通学 | 通信 | 独学 |
---|---|---|---|
合格の 確率 |
![]() 実績豊富 |
![]() 実績豊富 |
![]() 初学者には 困難 |
忙しい人 向けか? (社会人など) |
![]() 拘束時間が 長い |
![]() 自分の ペースで |
![]() 自分の ペースで |
初学者 向けか? |
![]() 基礎~合格まで サポート |
![]() 基礎~合格まで サポート |
![]() 初学者には困難 |
費用 | ![]() 講座にもよるが 高価 |
![]() 通学より安価 |
![]() 市販テキストが メイン |
さらに詳しくそれぞれの勉強法の特徴やメリット・デメリットを明らかにすると以下のようになります。
通学
公認会計士試験合格のためのスクールでは1~1年半程度の短期集中型コースと、2年前後の通学を要する長めのコースがあります。
短期型はフルタイム通学になるので仕事や学校との両立は難しいですが、長めに設定されているコースは時間に余裕があり通いやすくなっています。
通学するメリットとしては計画的に学習できる、直接講師から指導を受けられることがありますがデメリットとして拘束時間が長い、受講料や交通費などのコストが高いということがあります。
したがって時間の調整がしやすい学生や公認会計士の勉強に専念できる環境にある人に向いています。
通信講座
近年は通信講座であっても通学よりも中身が薄くなることはありません。教材は基本的に同じものを使用しますし、講義もインターネットの動画やDVDを利用するので違いがほとんどないのです。
質問や相談はメールや電話、SNSなどでサポートを受けられますし、個別に添削による指導を受けることもできます。移動時間や交通費がかからないので最初から通信講座を希望する人も増えています。
通信講座のメリットは通学より安価で好きな時間に学習できること、WebやDVDの講義は繰り返し視聴できることです。デメリットは自己管理が必要でモチベーション維持がしにくいことです。
社会人や大学に通いつつ時間に縛られずに自分のペースで勉強したいと考えている人に向いています。
独学
独学とは先生が付いたり通学などをせずに1人で勉強することですが、合格率が10%を切ることもある公認会計士の勉強を独学で行うことは非常に困難です。
公認会計士の試験は独自の理論を展開するような性質のものではなく、求められる答えを解答欄に表現する受験ですので独学にはあまり向かないのです。
市販のテキストや問題集を利用するためコストは抑えることができるメリットがありますが、教材選びが難しく、効率的な勉強法がわからないので時間を浪費しがちになるデメリットがあります。
意志が強く自分で計画を立て確実に実行できる人は性格的には向いていますが、合格するまで何年もかかることも覚悟しなくてはなりません。