公認会計士の勉強法を徹底リサーチ!確実&最短な合格を目指す

公認会計士を目指すための勉強と効率的学習の講座選び

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財務会計論の勉強法

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会計士試験の勉強をするにあたり、最初に取り掛かりたい財務会計論。ここでは公認会計士試験に合格するための財務会計論勉強法を紹介しています。

財務会計論の勉強法

計算編

財務会計論の計算は、ほぼ簿記がメインです。簿記などの計算は、テキストを読み込む時間を1としたら、問題集を解く時間はその5倍必要となります。簿記はとにかくアウトプットが重要で、仕訳・解法などは問題集を解きながら覚えるのが1番効率的です。

問題集を使ってより効率的に勉強するには、以下のような方法があります。

これは忘却曲線を使った方法です。次に、それぞれの効果についてみていきましょう。

同じトピックを2~3回繰り返す

簿記は何度も問題を解いて、苦手なところは何度も解き直すのが大切です。リースなら利息法や定額法、利払タイミングといった3パターンなど、章ごとに全種類の問題を短時間で解きましょう。

同じ内容の問題を一気に解くことで、類似した問題が出てきたときにパッと仕訳の形が思い浮かぶようになります。

復習サイクルは1日以内

どんな科目でもいえることですが、復習するサイクルは1日以内に行う習慣をつけましょう。復習してできた問題は今後も忘れることはありません。逆にできなかった問題は、この時しっかりと習得することで「できた感覚」が積み重なり、モチベーションアップにも繋がります。

サンプルベースでの思い出しトレーニング

1日以内に復習した内容は、大半が記憶に残ります。頭の中でたくさんの問題パターンが思抱けるようになるため、学習のサイクル効果を活かせるようになるでしょう。計算式の瞬発力も上がるため、より効率的な勉強が可能です。

理論編

財務会計論の理論である財務諸表論は、とにかくテキストを繰り返し読み、その後問題集をひたすら解くことがポイントです。テキストは本文のみならず、注釈も含めてどこに何が書いてあるのかを想起できるくらい読み込みます。定義や趣旨まで暗記する必要はありませんが、内容をきちんと理解できているレベルまでには達していないといけません。

勉強法としてはテキストを全て読み終えた後、問題集を解くというのがおすすめです。この方法を3周程度繰り返せば、合格圏内に入れるでしょう。

短答

短答で最も重要なのは、基本レベルをマスターすることです。こちらは基本的な問題のクリアが合格レベルなので、マスターしたらそれ以上はやらなくていいです。

論文

本試験で出題されるのは、基本的なものか難易度が高すぎるもののどちらかなので、テキストの最初の説明文を覚えることによる思い出し作業をしておきましょう。抑えるべきポイントを覚えておけば、確実に点数を積み重ねられます。この時、アウトプットは答練のみで、普段の学習はテキストを読み込むだけでOKです。

財務会計論の特徴

財務会計論は、他の科目と比べて非常にボリュームが多い科目です。そのため、早い段階から勉強を進めないと時間が足りなくなってしまうでしょう。また、試験に合格するためだけでなく、実務に入ってからも重要となるため、しっかり身に付けておきたいものです。

試験は計算と理論に分かれており、それぞれ出題量と配点が計算6~7割、理論3~4割という振り分けになっています。計算が大半のウエイトを占めていますが、理論もしっかり勉強・対策を行っておきましょう。