公認会計士試験合格者の勉強法レポート
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ここでは公認会計士試験の合格者を社会人、大学生、主婦に分けそれぞれどのような勉強をしていたのか体験レポートを集めました。
こうして受かった!公認会計士試験合格者の声
社会人や大学生、主婦など、通信講座で公認会計士に合格した人たちの勉強法や口コミ情報を掲載しています。
社会人が公認会計士試験に合格するための勉強法とは?
社会人がキャリアアップのために資格取得を目指すというのは、今やごく当たり前のこと。
ただし、公認会計士試験は勉強しなければならないボリュームが極めて大きいこともあり、毎日のように専門学校に通って勉強できるヒトは、ほんのひと握りでしょう。
多くの人は通信講座を利用して、帰宅後や休日、さらには移動時間に勉強するなど、自分のペースの中で効率性を重視しています。
効率的に勉強できれば、合格までのトータル期間も短縮できて、結果的にかかる費用も抑えられると思います。
【合格者レポート】
- 働きながらの受験を選んだのは自分の本気度を試すためでした。月に60時間程度しか勉強時間を確保できず、その中で工夫したのは備忘ノートを作成して重要論点を書き出すことと覚えたい箇所をスマートフォンで撮影することです。
- 社会人なので効率重視で勉強を進めました。財務会計論では音声講義を2倍速で聴き主要論点を把握、租税法と経営学は音声講義に加えてテキスト、答練詰め込んで集中して学習しました。
- 試験の範囲が広いので講座のカリキュラムに素直に従いました。通学をメインにしていたのですが仕事で授業に出れない時に通信で受講できるのが非常に助かりました。同じクラスの社会人受講生と話ができるのは心強かったです。
- 仕事をしながらだったので受講コースのカリキュラムをすべて消化することを最低ノルマとして勉強を進めました。通信講座だったので個別指導は受けませんでしたが、わからない点はチューター制度を利用して質問することができました。
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大学生が公認会計士試験に合格するための勉強法とは?
大学生の場合、在学中の現役合格!というのが、ひとつの大きな目標になっています。
社会人に比べれば、公認会計士試験の勉強に時間を割くことができるかもしれませんが、卒業までに最終合格を目指すとなると、トータルスケジュールでは実はあまり時間的余裕はないのです。
一発合格することが理想ですが、ダメでも短期といえる範囲で合格するためには、寸暇を惜しんで勉強することが大切。
大学在学中に現役合格した人たちは、この限りある期間の中で、しっかりと点数アップするための勉強を実践しています。
【合格者レポート】
- ダブルスクールの形だったのですが通学の時間がない通信講座を選び、大学では簿記、会社法、ファイナンス論などの科目を取り、公認会計士の受験勉強と相補的関係になるように工夫することで両立ができました。
- 特別な学習法があるわけではないですが、とにかくテキストのみを徹底的に利用しました。基礎知識の理解にこだわり、枝葉の論点には手を付けませんでした。また答練の解答をテキストの延長として考え、読み込みを行いました。
- 会計士受験と大学生活の両立が課題でしたがまずは学習を休まないこと、次に講義や答練を受けたら翌日までに復習すること、最後はテキストと答練を連動させテキストの一元化をすることを心がけました。
- 勉強は同じ方法は通用しないので科目によって変えていました。特に企業法の論文は理解も大切ですが半分以上は暗記が必要になると感じました。リスクが高いところを重点的に勉強していたのは監査論のリスクアプローチの応用です。
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主婦が公認会計士試験に合格するための勉強法とは?
主婦の場合は社会との接点を持ちたい、ブランクが空いたので世間に通用する資格を取得して社会復帰したいという希望も多いようです。
子育てや家事とどのように両立させるかが課題で、大変なことなのですが家族の理解があり受験勉強を応援してくれたり、支えになってもらいながら合格を勝ち取る人も大勢います。
少ない時間をやりくりしなくてはならないので、無駄がなく効率的な勉強方法を自分なりに工夫して実践しています。
【合格者レポート】
- 家事や育児に追われながら勉強するために身につけたのは徹底したコスト意識です。問題集やノートはこれを決めたものを何回も使うこと。本番の試験では取れる問題と捨てる問題を見極めて下書きをすると時間コストが少なくなります。
- 資格取得のための通学は家事や子供の病気の対応などで寝なかったこともありました。大変だとは思いつつも、子供がいることでかえって元気になれたり気分が落ち込むことがなくなりプラスに働いていました。
- 大手の資格取得専門学校へ通学したのですが片手間でできるレベルではなく、子供が手のかかる年齢というのも重なって泣きながら勉強をしていました。最後まで頑張れたのは専門学校の費用や時間を回収しようという意地です。