公認会計士の勉強はいつから?
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ここでは、公認会計士になるには、どのタイミングで勉強を始めた方がいいのかを説明しています。
早く公認会計士になるならすぐにでも始めよう
勉強を始めるタイミング
公認会計士試験を合格するための勉強時間は、最低でも3,000時間(1.5~2年間)は必要と考えられています。ですが、必ずしも合格できるとは限りません。目安時間よりも短時間で合格できる人もいれば、それ以上かかる人もいます。今回は、大学生を一例として勉強を始めるのに適しているタイミングを見ていきましょう。
- 大学1年生の場合
大学1年生の場合だと、「始めるのは2年生からでもいいかな」と思ってしまうこともありますが、会計士を目指すなら、この時点で勉強を始めることをお勧めします。 - 大学2年生の場合
大学2年生の場合だと、大学4年生で合格を目指すことになるので、一般企業の就活と被ってしまいます。 - 大学3・4年生の場合
大学4年生にまでなると、一般企業への就職よりも公認会計士を目指している人が多くなってきます。この場合には、いつ勉強を始めるべきなのかというより、今すぐにでも始めた方が良い段階だと言えるでしょう。
公認会計士を目指しはじめる年齢
現時点では公認会計士試験の「受験資格」に必要になるものは特に無いようです。そのため、他の国家試験と比べて、年齢や性別・学歴・国籍を問わず、我こそは「公認会計士に!」という想いがあれば、誰でも受験することができます。
受験生の多くは大学生や若いビジネスマン(20代~30代)で、高校を卒業してすぐ目指す人もいれば、財務経理を経験した40代前後の人もいます。
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【合格者の平均年齢】
- 2017年度:26.3歳
- 2018年度:25.0歳
公認会計士の資格は国家三大資格の1つとされており、試験範囲が広く、勉強量が多い人が合格しやすいといった傾向にあります。特に、本試験が近づいて来ると、「あと1ヶ月勉強期間があれば…」「試験の日があと1週間後ろだったら」と精神的に追い詰められるということもあるようです。
そこで、重要になる点が勉強にかける時間や勉強の仕方です。今から自分に合った勉強方法を見つけていきましょう。
参照元:【PDF】公認会計士・監査審査会:https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/ronbungoukaku_29/03.pdf
参照元:【PDF】公認会計士・監査審査会:https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/ronbungoukaku_30/03.pdf
勉強にはどのくらいの時間が必要なのか?
最低でも3,000時間(1.5~2年間)の勉強が必要だといわれている公認会計士の試験。では、科目ごとにどのくらいの割合で勉強時間にあてればいいのでしょうか。資格学校が提示している、科目ごとにかけている勉強時間の割合を紹介します。
科目別学習時間の配分割合(合計3000時間の場合)
- 財務会計論(計算)19.7%:勉強時間
- 財務会計論(理論)18.4%
- 租税法13.9%
- 企業法13.7%
- 監査論13.2%
- 管理会計論12.2%
- 選択科目8.9%
配分割合を見る限り、財務会計論に使う勉強時間が38.1%となり、約1/3を占めていることがわかります。あくまで一般的な割合なので、個人の得意不得意によって多少の差があるとは思いますが、はじめて勉強に取りかかる人は、この表を元に勉強時間の配分を分けてスケジュールを立ててもよいかもしれません。