公認会計士に必要なパソコンスキルとは
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公認会計士も一定のパソコンスキルを求められます。ここでは、必須のパソコンスキルと覚えておくと便利なパソコンスキルを紹介しています。
公認会計士に必要とされるパソコンスキル
タッチタイピング
他の職種と同じく、公認会計士も業務でパソコンを使用します。単純な入力業務を行うことも少なくありません。タッチタイピングを身に着けていないと、業務を効率よく進められないでしょう。パソコンを使用する業務に時間をとられてしまうからです。残念ながら、タッチタイピングから指導してくれる監査法人などは多くありません。タッチタイピングをできない方は入職前に練習しておきましょう。
表計算ソフトの基本操作
日々の業務で主に使用するのが表計算ソフトです。タッチタイピングができても、表計算ソフトの基本操作を身に着けていないと業務効率は落ちてしまいます。求められるレベルはケースで異なりますが、基本的な操作と簡単な関数をマスターしておくと大きな問題を感じることなく業務を進められるケースが多いでしょう。体系的な知識を身に付けたい場合は、表計算ソフトの資格取得を目指すとよいかもしれません。
文書作成ソフトの基本操作
同様に、文書作成ソフトも日々の業務で使用します。重要度は表計算ソフトに劣りますが、公認会計士に必要なパソコンスキルといってよいでしょう。業務を効率よく行うため、基本的な操作を身に着けておく必要があります。覚えることが多くて大変と感じるかもしれませんが、文書作成ソフトの基本操作習得はそれほど難しくありません。最低限の操作であれば、使いながら身に着けることも可能です。
覚えておくと便利なパソコンスキル
ショートカットキー
頻繁に使用するパソコン操作のショートカットキーを覚えておくと、業務を効率よく進められます。ショートカットキーは、特定の動作を呼び出すキーの組み合わせです。代表例として「Ctrl+C(コピー)」「Ctrl+V(ペースト)」があげられます。「Ctrl+A(すべて選択)」「Ctrl+N(新規作成画面の表示)」「Ctrl+S(保存)」なども覚えておくと役立つでしょう(※以上はWindowsのショートカットキーです)。
マクロ
設定した作業内容を簡単に実行させる機能をマクロといいます。一般的にマクロという場合、Excelのマクロを指すケースが少なくありません。Excelのマクロを使いこなせると、公認会計士の業務を効率化できる可能性があります。作業内容は「マクロの記録」という機能で設定できます。複雑な処理を行いたい場合は、VBAと呼ばれるプログラミング言語を活用しなければなりません。
プログラミング
プログラミングも、できれば身に着けておきたいパソコンスキルです。さまざまな業務を自動化できるため生産性を高められます。また、一定レベル以上のスキルを身に着けることで、専門性の高い公認会計士と認識されるようになります。日々の業務だけでなくキャリア形成にも生かせる可能性があります。
公認会計士はパソコンスキルを身に着けよう
公認会計士も毎日の業務でパソコンを使用します。基本的なスキルを身に着けていないと、専門的な知識を身に着けていたとしても業務を効率よく進められない恐れがあります。不安を感じる方は、タッチタイピング、表計算ソフト、文書作成ソフトの練習を始めるとよいでしょう。